受験情報

2021.08.04

【明治大学文学部】入試情報や就職状況、評判を徹底解説

目次

関東圏内の難関私立大学として有名な明治大学は、3つの学科と14の専攻に細分化されている文学部を有しています。
明治大学文学部は、他大学の文学部や明治大学内の他学部と比較してどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、学部の特徴だけでなく入試情報や就職情報についても触れながら解説していきます。

志望校のひとつとして検討している方は、是非参考に目を通してみてください。

明治大学文学部の概要

まずは、明治大学文学部の基本的なプロフィールを紹介します。
概要を知っておくことで他の学部・大学との比較がしやすくなりますので、チェックしてみましょう。

明治大学文学部の学科情報

明治大学文学部は、3つの学科と14の専攻に分かれています。
ここでは1つずつ学科情報を紹介します。

文学科

文学科は、日本文学専攻・英米文学専攻・ドイツ文学専攻・フランス文学専攻・演劇学専攻・文芸メディア選考の6専攻に細分化されます。
共通して、主体的に学ぶ能力と国際的な視野を身につけた人材の育成を目標として掲げており、それを「ことば」に関わる文化の問題を通して習得する学問を展開しています。
文学・文芸・演劇などのメディアを切り口のひとつとして捉え、発信者の視点から現代社会が置かれている「ことば」の問題を分析しようとしているのが特徴です。
なかでも文芸メディア選考は2020年4月に新設された選考であり、年々受験生からの注目が集まっています。

史学地理学科

史学地理学科は、日本史学専攻・アジア史専攻・西洋史学選考・考古学専攻・地理学専攻の5専攻に細分化されます。
人間社会の歴史を探求することを本旨とした学科であり、日本だけでなくヨーロッパ・アフリカ・アジア・南米アメリカなど各地域に対する歴史的・地理的認識を深めていくのが特徴です。
各地の特徴や特性を通して人類の発展や地球環境の調和を目指すことを最終ゴールとして据えており、歴史的・地理的理解を踏まえた国際感覚豊かな教養人の育成に貢献します。

心理社会学科

心理社会学科は、臨床心理学専攻・現代社会学専攻・哲学専攻の3選考に細分化されます。
人間の「心の問題」を探求する学科であり、多様化する社会情勢に現場的・実践的に関われる人材の育成を目指します。
2002年4月に新設された学科であり、明治大学文学部が歴史のなかで培ってきた人間社会学としての伝統を重んじながら、「心豊かに生きやすい社会」の構築を掲げているのが特徴です。
なかでも哲学専攻は2018年に加わった選考ですので、興味のある人は受験を検討してみるのがよいでしょう。

明治大学文学部のキャンパス情報

明治大学文学部の学生は、学年ごとに2つのキャンパスを使い分けます。

1~2年次は、和泉キャンパスに通学します。
京王線・井の頭線の「明大前駅」下車徒歩5分という立地にあり、新宿・渋谷・吉祥寺からのアクセスに強いのが特徴です。
他にも法学部・商学部・政治経済学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の1~2年生が通うキャンパスであるため、フレッシュな雰囲気です。

3~4年次は、明治大学のメインキャンパスである駿河台キャンパスに通学します。
JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」、東京メトロ三田線・新宿線・半蔵門線「神保町駅」など複数の路線からアクセスできる都心の一等地にあり、通学の利便性が高いです。
こちらも法学部・商学部・政治経済学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の3~4年生が通うキャンパスであるため、より専門分野ごとに学問を極めようとする学生が多いのが特徴です。

明治大学文学部の学費はどれくらい?

明治大学文学部にかかる学費は、以下の通りです。

入学金:200,000円
授業料:836,000円
専攻指導料:45,000円
教育充実料:208,000円
実習料:5,000円
学生健康保険互助組合費:3,000円
父母会費:12,000円
【合計】1,309,000円

ただし、これは初年度(1年次)の学費です。
それ以降は、2年次1,114,000円、3年次1,119,000円、4年次1,154,000円と少し負担が減る傾向にあります。

留学費用・サークルや部活の会費・ゼミ活動にかかる費用などはこれに含まれませんので、あらかじめ知っておきましょう。

明治大学文学部の人数と男女比

明治大学文学部に在籍している学生は、3,519名です。
うち1,767名が男子学生、1,752名が女子学生であり、男女比率は約1:1です。

女子学生の多いイメージが根強い文学部ですが、明治大学文学部に限ってはちょうど半々くらいだと捉えてよいでしょう。

明治大学文学部で学ぶこと

明治大学文学部は、人間の営みのすべてを総合的に理解するという基本的な教育方針に基づいて、文学科・史学地理学科・心理社会学科の3学科と、各種の資格取得のための関係科目を開設している資格課程によって構成されています。
専攻ごとの学びを深めるだけでなく、臨床心理士・公認心理士・メンタルケアカウンセラー・博物館員・学芸員・司書・教職課程などさまざまな資格が取得できるのも強みです。

・文学部の学習で培った十分な専門性と幅広い教養を理解し、社会の課題を自ら調べ上げ、論理的に説明することができる。
・世界での活躍を視野に、人間理解や異文化理解を深め、外国語で多様な価値観を分かりやすく表現する能力を涵養する。
・人間学を学び、個を磨くことから、他者を尊重しながら自らの考えを冷静に主張し、協調して物事に取り組むことができる。
・生涯にわたって出会う人々や社会と向きあう中で、相互に学び合い、社会全体を高める知力を体得する。

上記のスキルを培い、128単位の基準を満たした学生に文学士の称号が与えられます。

明治大学文学部の特徴

明治大学文学は、過去から現在に至るまで多様に展開されてきた人間の営みそのもの全てを考察する学部です。
多彩で奥深い人間文化に対し、広い視野・瑞々しい感受性・旺盛な好奇心・粘り強い思考力・意欲的な行動力で研究に当たることを第一としており、自由に議論し合う環境を豊富に用意しているのが特徴です。
細かく選考に分かれているのも明治大学文学部ならではの特色であり、学部全体で取得する必修科目を除き、基本的には全て少人数での講義展開となります。
専攻の名に恥じない十分な知識・教養を身につけつつ、ときには専門分野のみに偏ることのない広い視野に立ち、今後の人類文化を構築する人材の育成につなげています。
明治大学の「権利自由」「独立自治」の精神に則り、新しい時代の流れにふさわしい明大生であるべく躍進している学部だと分かりますね。

明治大学文学部の入試情報

ここでは、明治大学文学部の入試情報を紹介します。
受験を検討している人は、合格のための情報収集を行いましょう。

学科ごとの偏差値と倍率

文学科の偏差値は、60.0~62.5です。
一般入試の倍率は5.0~5.4倍、全学部統一入試の倍率は5.6~6.6倍です。

史学地理学科の偏差値は、60.0~62.5です。
一般試験の倍率は3.4~4.3倍、全学部統一入試の倍率は3.4~5.5倍です。

心理社会学科の偏差値は、62.5~65.0です。
一般試験の倍率は4.5~6.3倍、全学部統一入試の倍率は5.6~7.1倍です。

【明治大学の学部偏差値ランキング】おすすめ学部や学部序列も解説

一般入試の受験科目・配点と合格最低点

明治大学文学部の一般入試は、3科目の受験が課されます。

・外国語100点満点
・国語(漢文含む)100点満点
・世界史、日本史、地理(左記のうち1科目選択)100点満点

上記の3科目が必須となりますので、対策しておきましょう。
社会科の選択科目からは、1科目のみ受験できます。

共通テスト利用の科目とボーダー

明治大学文学部の全学部統一入試は、3の受験が課されます。

・外国語
・国語(漢文を除く)
・世界史、日本史、地理、政治経済、物理・化学・生物・数学(左記のうち1科目)

選択科目が1つありますので、注意しましょう。
毎年合格最低点は公開されておらず、基本的に上位受験者から合格を判定するシステムとなっています。

明治大学文学部の入試難易度

明治大学文学部の入試は、特殊な難問・奇問は出題されません。
基礎・基本を重視して標準レベルの問題への対応ができれば、手堅く合格することができるでしょう。

しかし、一般入試の場合、どの科目でも必ず記述問題が出題されます。
特定の単元に偏らない幅広い出題が特徴的であり、記述問題も例年出題単元が大きく異なっています。
どんな問題が出されても対応できるよう、基本的な読解力と表現力を磨く必要がありそうです。

明治大学文学部の入試傾向と対策

ここでは、明治大学文学部に共通している入試傾向を紹介します。
科目ごとの対策も参照しながら、合格までの道筋を描きましょう。

漢文対策が必須!

大学文学部は、明治大学内で唯一漢文が独立問題として出題される学部です。
全学部統一入試であれば漢文の出題はありませんが、一般試験の受験を検討している場合は必ず漢文対策をしておきましょう。
難易度は比較的平易であり、基本的な漢文用語・語句を暗記できていれば問題ありません。
返り点に関する記述問題は例年頻出となっているため、記述形式で解答できるようトレーニングを重ねましょう。

出題範囲の幅が広い

特定の時代・単元からの出題に偏ることの多い明治大学ですが、文学部に限っては出題範囲の幅が広いのが特徴です。
日本史や世界史に関しても、原始時代から近現代までオールジャンル出題されますので、苦手単元を作ってしまうと死活問題になることを把握しておきましょう。
その分、問題自体の難易度は高くありません。
基礎・基本を何度も繰り返し復習するような学びが、最も点に結びつきやすくなりそうです。

語形変化や派生語への対策を忘れずに

英語・国語では、語形変化や派生語を問うような記述問題が出た年度があります。
他大学ではあまり扱われない出題形式であり、初見の状態で臨むと混乱することもあるでしょう。
あらかじめ過去問などを活用しこの形式の出題に慣れておくことが必須であること、類義語・対義語含め関連性のある表現や語句は暗記しておくことを意識するとよさそうです。

明治大学文学部の就職情報

明治大学文学部に在籍する学生の就職情報を紹介します。
入口である受験だけでなく、出口である就職にも目を向けながら学校選びをしていきましょう。

卒業生の就職先について

明治大学文学部卒業生の就職先は幅広く、最も就職人数が多い産業が「情報通信業」です。
そこから大きな差が開いて「製造業」「卸売業・小売業」「金融業・保険業」「学術研究、専門・技術サービス業」と続きます。

図書館、公文書館、博物館などへ文化設備への就職も多く、文化の保存や周知のために尽力している卒業生の姿が伺えます。
また、他学部と比較して教員を目指す学生の割合が高く、国語科・社会科・英語科などを中心に活躍の場を広げています。
学習塾・家庭教師派遣・予備校などの会社に就職する学生も多いので、このような道を検討している人には向いている学部だと言えるでしょう。

明治大学文学部は就職に強いか

就職率からみても就職サポートからみても、明治大学文学部は就職に強い学部だと言えるでしょう。
文学部では、2015年からキャリア支援科目の一環として「キャリア・デザイン」の授業を解説しています。
将来の職業選択を含め、自分の人生をどのようにデザインしどのように彩るかを個別に考える授業であり、目先の就職先だけでない10年後20年後の将来を見据えることが可能です。
文学部教員をはじめ、さまざまな業種・職種の最前線で活躍している先輩たちを招いた講義も多く、自らを見つめ直すきっかけとなるでしょう。
セミナーではなく授業であるため、卒業単位に含まれるのもメリットです。

明治大学文学部の評判・口コミ

では、実際に明治大学文学部に通う学生からの口コミを紹介します。
パンフレットやHPだけでは分からない生の声に触れ、学生生活をより具体的にイメージしていきましょう。

ガチ勢が意外と多い、やるならとことん

博物館で史料批判を行えると思うので専攻内容が自分の興味とマッチしているかをよく考えてからであれば楽しく学べると思う。
インターンシップや、将来に関する相談窓口等から案内が沢山来るのでサポートに関しては十分なのではないか。
https://www.minkou.jp/university/school/review/20293/828/rd_726495/

意欲があれば、最高の学校生活

意欲がないと置いていかれます。
勉強がしたいと強い意思を持っていれば、最高の環境だと思います。
しかし、やる気が落ちてしまうと成績が落ちるのも一瞬です。
https://www.minkou.jp/university/school/review/20293/828/rd_725983/

間違いなく、学問の基礎は学べます。

その道を極めた教授が沢山います。
NHKの御用学者や地域社会の輪に加わり研究する者もいて、これは他大にも誇れます。
しかし、課題や、ゼミが多いため自主的に学びたい人はそれなりに頑張る必要があります。
https://www.minkou.jp/university/school/review/20293/828/rd_714850/

院にいくならオススメ

大学院進学希望であれば明治をオススメします。 院を見据えた実習などの学習で、臨床心理士・公認心理師になるための勉強が一年のときからできます。
大学院を希望する人が集まるゼミ、就職を希望する人が集まるゼミ、といったような流れが若干あります。
院を希望するゼミに行けば本気の勉強会が続くと思います。
そうでないところは自分の時間が持てるのでその分就職活動を熱心にできるのではないかと思います。
https://www.minkou.jp/university/school/review/20293/828/rd_483844/

まとめ

明治大学は、10学部を有する総合大学です。
文学部は、学科だけでなく14の専攻に分かれて自分の興味・関心を深められる学部であるため、毎年多くの受験生が志願しています。

明治大学文学部への入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で学内の雰囲気や就職・留学などの情報を掴み、入学後のミスマッチがないか確認していくことも重要です。

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