受験情報

2021.09.19

明治大学の全学部入試の難易度はどれくらい?一般入試との違いも解説

目次

明治大学の入試には、大別して全学部入試と一般入試があります。試験方式を理解し、その難易度を把握することで、目標の目安を確認することができるでしょう。今回は、明治大学の全学部入試の難易度について、一般入試との違いも含めて詳しく解説します。

明治大学の全学部入試と一般入試の違い

2006年に立教大学が私立大学として初めて導入しました。明治大学を含め、MARCHはすべて全学部統一入試を導入しています。なお、「GMARCH」と括られることの多い学習院大学は全学部入試を実施していません。
他には、関関同立や日東駒専なども実施しています。全学部入試は1回の受験で複数学部への出願が可能です。一般入試とも併願可能のため、合格のチャンスが増えます。特に地方の受験生は限られた受験会場に何度も足を運ぶ必要がないため、大きなメリットでしょう。
また、全学部入試は日程が一般入試と異なるため、日程を気にせず受験可能です。全学部入試には先述したメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。
まずは、定員が少なく倍率が高いことです。1つの試験で合否を決めるため、定員が一般入試よりも少なく、10倍近い倍率になるケースも少なくありません。一般入試は、全学部で実施されている入試となります。一般入試では、3科目を受けます。
受験する3科目は学部によって異なります。また、配点も異なるので事前に確認してください。一方、全学部入試は共通の試験問題で全ての学部の合否を決める方法となります。受験科目は4科目となります。

明治大学の全学部入試の難易度を科目別に解説

明治大学の全学部入試の難易度を科目別に詳しく解説します。
英語 国語 数学 地歴 公民 理科

英語

英語は文理問わず全ての学部で共通の問題が出題されます。明治大学の英語は長文問題で構成されており、長文を正しく理解する能力が重要です。60分という限られた時間で正確に解答へ導く速読力が求められます。難易度は標準レベルです。
長文読解や文法・熟語を出題される可能性が高いので、過去問で対策してください。なお、長文を理解するためには、語彙と文法の知識が欠かせません。語彙は英語力を伸ばす上での基礎です。
「ターゲット1900」レベルの自分に合った単語帳を選び、地道に覚えましょう。ポイントは反復です。声に出したり手を動かしたりしながら、単語を覚えてください。続いて文法です。
明治大学では文法自体を問われることはありませんが、長文をスムーズに理解するために頭に入れておく必要があります。演習問題を解きながら、基礎的な英文法はインプットしておきましょう。
語彙力と文法を抑えたら、実践的な問題を繰り返し解いてください。明治大学の英語はスピードが求められます。ストップウォッチを使うなどして、スピード感をもって問題をこなしましょう。入試直前は苦手な部分を重点的に勉強し、ラストスパートとなります。
なお、明治大学入試の「外国語」では英語以外にドイツ語とフランス語での受験も可能です。自信のある人は他の言語で受験するのも良いでしょう。

国語

明治大学の全学部入試の国語では、現代文の文章量が多く、古文の文章量が短いのが特徴です。現代文では、硬質な評論文が出題される傾向にあります。評論1題・随筆1題といった出題傾向です。随筆では四字熟語や文学史の知識も出題されるため、対策が必要です。
一方古文は「大和物語」「住吉物語」など有名作品から出題されます。多くの題材にふれることで、本番に出題される可能性が高いです。登場人物が多く出てくるので主語把握を意識した学習を行いましょう。
また、オーソドックスな問題が多いのも特徴となります。古文単語、文法、読解力など総合的に問われます。さまざまな問題を解くことで、対応できる難易度です。
なお、文学部のみ漢文が出題されます。問題は基本的なものが多いです。重要単語の読み・意味を徹底的に習得しましょう。特に助動詞・助詞の意味・用法・接続は完璧になるまで繰り返し覚えてください。また、和歌修辞法や文学史なども覚えておく必要があります。
英語と同様、反復学習で記憶に定着させることが重要です。英語と比べると覚えることが少ない分、他の科目との兼ね合いでスケジュール調整しやすいでしょう。

数学

明治大学の入試では、数学IIIを採用している学部は理工学部・総合数理学部です。出題形式はどの入試日程でも同じです。演習に慣れることが重要となります。「青チャート」などで完璧に解けるように計算力を高めてください。
標準的な難易度となりますが、時間が足りなくなるかもしれません。一般的な学校の進度は遅いため、予習することをおすすめします。早めに対策し、夏からは入試レベルの演習問題を解けるペースが好ましいです。

地歴

明治大学の全学部入試の地理は試験時間が60分に対し、設問数が45問〜48問と多く、時間配分が重要です。基礎語句を問う問題が多く、難易度は標準レベルとなります。
明治大学の日本史は近世・近現代史が出題される傾向にあります。マーク式ですが、時代順の並び替えや正誤問題など、発展問題が多いです。2019年度からは史料問題の出題割合も増えたため、対策が必要となります。
語彙レベルは標準的な難易度ですが、年号・史料問題は難易度が高いです。年号・史料対策に重点を置いた対策をしましょう。一方、全学部入試の世界史は時代や地域に関して特に偏りがありません。満遍なく対策する必要があります。
問題形式も正誤問題や用語説明などさまざまな形式から出題されるため、過去問や問題集で演習慣れするようにしてください。難易度は高いといえます。
地歴は英語や古文と同様、徹底した反復学習が重要です。最初から1つ1つの語句を丸暗記しようとするのではなく、まずは流れを理解するようにしましょう。流れが理解できれば、覚えるべき単語も自然と記憶に定着しやすくなります。

公民

公民は政治範囲から2題、経済範囲から2題のパターンが多いです。政治分野では「日本国憲法と人権保障」「日本の政治制度」からの出題が多く、経済分野では「経済論」「日本経済」からの出題が多い傾向にあります。
一部、教科書範囲を超えた時事問題や史料問題が出題されますが、大半は基本的な知識を問う問題です。標準レベルとなります。高得点を目指す場合は、ニュースや新聞をチェックしておきましょう。
語句を丸暗記するのではなく、システムの仕組みや成り立ちなどを体系的に理解することをおすすめします。応用問題対策に効果的です。

理科

物理・化学から選択できます。早めに一通り学習し、早めに演習問題へと移行するようにしましょう。夏前に予習し終えた上で、夏からは入試レベルの問題を解けるペースが好ましいです。
物理では「力学的エネルギーの保存」「単振動」など、化学では「電池の電極反応と量的関係」など、生物では生物の反応や細胞についてが頻出テーマです。これらを中心に繰り返し学習してください。
前半は基礎レベルの問題が多く、後半につれて難易度が高くなります。基本は教科書レベルの問題が多いので、まずは教科書の内容を定着させるようにしましょう。

明治大学の全学部入試と一般入試とで難易度が高いのはどっち?

明治大学の全学部入試と一般入試での難易度の違いについてみていきましょう。

偏差値面

2020年度の偏差値は以下の通りです。
法学部 全学部:62.5 一般入試:60.0
商学部 全学部:65.0 一般入試:62.5
政治経済学 全学部:65.0 一般入試:62.5

倍率面

法学部 全学部:4.1 一般入試:3.1
商学部 全学部:7.0 一般入試:5.5
政治経済学 全学部:6.3 一般入試:4.8

結論:全学部入試の方が難易度が高い

3学部をピックアップし、偏差値・倍率を比較しましたが、総じて全学部入試の方が難易度が高いことがわかるでしょう。他の学部も同様に難易度の全学部入試と一般入試とでは、レベルの差があります。
冒頭でも解説しましたが、全学部入試は1回の試験で合否を決めるため、当然ながら合格するハードルは上がってしまいます。全学部入試は難易度が高いため、全学部入試のみの受験はおすすめしません。明治大学を第一志望とする場合、一般入試を受けましょう。

まとめ

明治大学の全学部入試は一般入試と比較すると、難易度が高くなります。全学部入試を受験するメリットは1回の試験のみで複数の学部を併願できることです。特に地方の学生によっては、限られた受験会場に何度も足を運ぶ必要がないため、大きなメリットでしょう。
ただし、1つの試験で合否を決めるため、定員が一般入試よりも少なく、10倍近い倍率になるケースも少なくありません。全学部入試は難易度が高いため、全学部入試のみの受験はおすすめしません。
明治大学を第一志望とする場合、一般入試を受けましょう。