受験情報

2021.10.11

【明治大学商学部の日本史】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の商学部は、日本史を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学商学部の日本史に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学商学部の入試情報

まずは、明治大学商学部の入試情報を解説します。
基本的な概要を理解し、受験へのイメージを固めていきましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学商学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、4科目方式・5科目方式・6科目方式の3種類のうち希望するものを選択できます。

・国語(200点)
・外国語(200点)
・数学(200点)
・地理歴史(4科目方式の場合200点、それ以外は100点)
・公民(4科目方式の場合200点、それ以外は100点)
・理科(4科目方式の場合200点、それ以外は100点)

国語と外国語は必須科目です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・国語(100点)
・外国語(150点)
・地理歴史・公民・数学から1科目選択(100点)

特に外国語の配点が高いため、外国語偏重の採点が成されると分かります。

明治大学商学部の学科ごとの偏差値

明治大学商学部は、商学科のみの単一学科です。
年度により多少の差はありますが、商学科の偏差値は62.5~65.0であり、明治大学内でも平均程度だと分かります。

明治大学商学部の倍率情報

明治大学商学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入学入試の方が倍率は高めであり、5.0~5.5倍程度です。
一方、学部別入学試験は3.9~4.9倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学商学部の日本史の入試情報

ここからは、実際に明治大学商学日本史の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学商学部の日本史は、60分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
大問は4つに分かれており、全ての大問でマークシート形式と記述形式が入り交ざって出題されるため、設問形式を読み取るだけでも時間がかかりやすいと言えるでしょう。

明治大学商学部の日本史の配点情報

明治大学商学部の日本史の配点は、入学形式により異なります。
大学入学共通テスト利用入学試験では、何科目受験をするかによって異なります。4科目方式の場合は200点満点、5科目方式及び6科目方式の場合は100点満点です。
学部別入学試験では100点で計算されます。
しっかり対策を練り、高得点を狙っていくことが合格への第一歩です。

明治大学商学部の日本史の難易度・レベルはどれくらい?

明治大学商学部の日本史は、使う知識そのものは比較的平易な範囲に収まっています。
しかし、教科書や資料集に掲載されていない初見の史料問題を扱うことが多く、その分難易度が高めでしょう。
覚えた知識と史料を結び付けられないと得点につなげにくく、連想力が必要です。

明治大学商学部の日本史の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学商学部の日本史について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

資料問題の比重が高い

明治大学は、商学部に限らず全体的に日本史の史料問題が多い傾向にあります。
教科書や資料集にも掲載されていない初見の史料であってもどんどん出題され、見たことがない情報に触れることもあるでしょう。
そのため、ただ単語帳のように日本史用語を丸暗記するのではなく、時代背景や関わった人物も含めて、総合的に暗記していく必要があります。
ひとつの用語にいかに複数の用語を絡められるかが勝負になるため、覚えておきましょう。

近現代からの出題が半分を占める

明治大学商学部の日本史は、大問4つのうち2つが近現代からの出題である年が多いです。
原始~前近代に至る部分を扱う問題のボリュームは少なく、あったとしてもテーマ史に沿った内容のみを問うケースが大半でしょう。
そのため、近現代以降の学びを重視し、受験直前期は特に力を入れて復習しておく必要があります。

商学部と親和性の高いテーマが多い

商学部と親和性の高いテーマが扱われることが多く、過去には貨幣の歴史・商業に関する法律や政治の変遷・貿易による世界との商いの変化・日本国内における製品の流通や配送網の変化など、さまざまなことがピックアップされています。
教科書で一般的におこなわれている「時代による区切り」ごとに学ぶだけでなく、「テーマごとによる区切り」を意識して学ぶことがおすすめです。

明治大学商学部の日本史対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学商学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

空欄補充対策

明治大学商学部の日本史は、ややこしい空所補充や正誤問題が多いです。
基本的な日本史用語を暗記にするに加え、年号・人物・地域に至るまで、複合的な暗記ができるよう対策しておくのがよいでしょう。
歴史上の事件や出来事に対し、時代背景や因果関係も含めてトータルで覚えるのが、効率のいい方法です。

テーマ史対策

明治大学商学部では、時代を超えてテーマごとに出題する問題が多数扱われます。
過去には「化粧の歴史」が扱われたこともあり、文化だけがピックアップされることもあるでしょう。 また、貨幣の歴史、流通の歴史などを時代ごとに確認するような単元も出題されました。
時代ごとの区切りだけに捉われることなく、テーマごとに細分化しながら学ぶ時間も用意しておく必要がありそうです。

史料問題対策

初見の史料が扱われることも多いため、とにかく初見力を鍛えることが重視されます。
教科書や資料集に掲載されている史料には全て目を通す他、他大学で扱われている史料問題だけをピックアップして解くのもよいでしょう。
実際に受験するかどうかは別として、多種多様な問題に触れ、思わぬ角度からの出題にも冷静に対応できる力を養うことをおすすめします。
大学選定に迷う場合は、國學院大學や立正大学など日本史の難易度が高い大学を優先するのがよさそうです。

明治大学商学部の日本史対策におすすめの参考書

次に、明治大学商学部の日本史対策をしたい人向けの参考書を紹介します。
それぞれ2冊ずつピックアップしましたので、参考書選びに迷っている方は検討してみましょう。

空欄補充対策

まずは、日本史用語を記述させる問題に対応できる参考書です。
一問一答方式で暗記する際にも活用できますので、基礎力のひとつとしてコツコツ取り組みましょう。

文栄堂『時代と流れで覚える! 日本史B用語』(鈴木和裕)

受験日本史頻出の用語を、3つのステップでチェックします。
それぞれまとめの章では穴埋め形式の空欄補充問題が扱われるため、暗記のためだけでなく問題演習のためにも便利な一冊です。
左ページでは基本的な時代・場所など時代背景を読み解くような情報が記載され、右ページでは歴史の流れを一連のまとまった文章で説明するよう記載されています。
ひとつの日本史用語を複合的に覚えたいときに向いている参考書だと言えるでしょう。

Z会『入試に出る 日本史B 一問一答 (入試に出る 一問一答)』(Z会出版編集部)

入試に出た形そのままの形態で日本史用語を暗記することに特化した参考書です。
ただ単語として暗記するだけでなく、通史・テーマ史・史料&難問の3ステージ別学習ができるよう工夫されているため、空欄補充以外の出題形式にも対応できます。
明治大学商学部では特に史料問題の比重が高いため、これを使って対策しておきましょう。 4段階の頻出表示もあり、効率よく勉強したいときに向いています。

テーマ史対策

次に、テーマ史対策用の参考書を紹介します。
合否を分ける大きな点差がつきやすい単元であるため、時間をかけてテクニックを磨いていきましょう。

Z会『実力をつける日本史100題[改訂第3版]』(Z会出版編集部)

時代別に75題・テーマ史別に20代・論述5題を扱う総合的な問題集です。
日本史の流れと重要事項の知識を体系的に使わないと正解しないよう工夫されており、解答完了までの目標時間も記載されているため、より入試本番に近い形でトレーニングできます。
理解を助ける地図や表も豊富に入れて解説されているため、各設問解答後に内容理解を丁寧におこないたいときにも向いています。

河合出版『"考える"日本史論述―「覚える」から「理解する」へ』(石川晶康)

日本史用語の丸暗記だけに頼ることなく、連想力を身につけたいときにおすすめの参考書です。
記述形式の出題も多く、論述・記述や一般的な参考書ではあまり見られないテーマ史関連の出題も多数行われています。
細かい知識よりも思考力を問うような問題が多いため、日本史の基礎知識をつけてからチャレンジしたい中級以上の参考書だと理解しておきましょう。

史料問題対策

次に、史料問題用の参考書を紹介します。
明治大学商学部の日本史では毎年資料問題が出題されているため、欠かさず対策しておきましょう。

山川出版社『日本史史料問題分析と解説―史料をよむ』(會田康範)

教科書や資料集には掲載されていない日本史史料を豊富に扱っている参考書です。
解説のボリュームと実際の問題演習のボリュームが半々くらいになるよう調整されており、史料を読み解く力そのものを身につけたい場合におすすめです。
また、史料を年代順に並び替えるようなあまり見ない形式の出題も多く、総合的な力が問われます。

山川出版社『日本史 図版・史料読みとり問題集: 大学入学共通テスト・国公立2次・私立大対応』(菅野祐孝)

図版・史料問題に特化して作られた参考書です。
2部構成に分かれており、1部ではウォーミングアップとして大学入学共通テストレベルの問題が多く扱われます。
2部では国公立の2次試験や難関私立大対策ができるレベルにまで全体を底上げし、図版や史料の読み方や注目すべきポイントをひとつずつ解説しています。
問題量も58問と多めなので、明治大学商学部の日本史対策にはおすすめの一冊です。

明治大学商学部の日本史の過去問情報

最後に、明治大学商学部の日本史について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

2020年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
大問1が中国の旅行史・大問2が儒教史・大問3が近現代における企業スポーツの歴史・大問4が第二次世界大戦後の労働組合および労働運動に関する歴史を問うものでした。
教科書でピックアップされないテーマ史が多く、過去問で十分な対策をしていないと戸惑うこともあるでしょう。
一見難しいように感じられますが、空欄補充などは比較的平易な難易度に収まっている年度でした。

2019年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
大問1が奈良・平安時代の政治史・大問2が鎌倉試合の経済発展・大問3が明治時代における鉄道史・大問4が近代オリンピックと日本の歴史を問うものでした。
比較的近現代寄りの出題が多い明治大学商学部において、比較的前代の歴史に関する問題が多く扱われた年として知られています。
その分史料問題の比重が少なめに調整されていました。

まとめ

明治大学商学部の日本史は、難問・奇問がないものの、史料問題は多めに設定されています。
近代史からの出題割合が高いため、記述含めて対策しておく必要がありそうです。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。