受験情報

2021.10.21

【明治大学法学部の日本史】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の法学部は、日本史を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学法学部の日本史に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学法学部の入試情報

まずは、明治大学法学部の入試情報を解説します。
基本的な概要を理解し、受験へのイメージを固めていきましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学法学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、3科目方式・4科目方式・5科目方式の3種類のうち希望するものを選択できます。

・国語(200点)
・外国語(200点)
・地理歴史(200点、3科目方式の場合のみ100点)
・公民(200点、3科目方式の場合のみ100点)
・数学(200点、3科目方式の場合のみ100点)
・理科(200点、3科目方式の場合のみ100点)

国語と外国語は、どの科目方式を選択しても必ず受験が必要です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・外国語(150点)
・国語(100点)
・地理歴史・公民から1科目選択(100点)

特に外国語の配点が高いため、外国語偏重の採点が成されると分かります。

明治大学法学部の学科ごとの偏差値

明治大学法学部は、法律学科のみの単一学部です。
年度により多少の差はありますが、法律学科の偏差値は60.0~62.5であり、明治大学内でも平均程度だと分かります。

明治大学法学部の倍率情報

明治大学法学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の方が倍率は高めであり、3.4~5.0程度です。
一方、学部別入学試験は、3.1~3.5倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学法学部の日本史の入試情報

ここからは、実際に明治大学法学部日本史の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学法学部の日本史は、60分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
年度によって大問数ごと変更されていますので、過去問をアテにしすぎず基礎力を磨くのがよいでしょう。

明治大学法学部の日本史の配点情報

明治大学法学部の日本史の配点は、入学形式により異なります。
大学入学共通テスト利用入学試験では、4科目・5科目方式の場合200点、3科目方式の場合100点で計算されます。
4科目・5科目方式であれば、必須である外国語や国語と同じ比重であることが分かります。 一方で学部別入学試験では、100点で計算されます。
外国語が150点であるため比重は大きくありませんが、外国語以外の科目とは同等の配点で設定されています。
しっかり対策を練り、高得点を狙っていくことが合格への第一歩です。

明治大学法学部の日本史の難易度・レベルはどれくらい?

明治大学の日本史は、初見の史料問題が多く、比較的難易度が高い傾向にあります。
使う知識自体は平易なものですが、覚えた知識と史料を結び付けられるかどうかがポイントになるでしょう。
また、正誤問題の比率が高いため、時間配分を間違えてしまう受験生も多いです。
いかに問題を解き慣れているかが問われますので、十分な演習量を確保しておいた方がよさそうです。

明治大学法学部の日本史において論述対策は必要?

明治大学法学部の日本史において、論述問題が出る確率はかなり低いです。
適語補充の記述問題は頻出ですが、1から文章を作成して解答する論述が出たケースはほぼありません。
論述が出る世界史と比較し、特徴的であると言えるでしょう。
そのため、論述対策に時間を割くよりも、一問一答形式で基礎力をつける演習を繰り返す方が効率的だと分かります。

明治大学法学部の日本史の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学法学部の日本史について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

憲法や法律分野に関する出題が多い

明治大学法学部の日本史は、憲法や法律に関する問題が多く扱われます。
時代ごとに新しく制定された法律について問うようなものから、法律を制定した意義・目的について問うようなものまで幅広いです。
日本史用語として丸暗記するだけでなく、時代背景を含めて関連付けながら覚えていく必要があるでしょう。

記述問題が約4割を占める

記述問題の比率が明治大学の他学部よりも高く、全体の約4割を占めます。
論述のような長文記述は基本的に出題されないものの、日本史用語を記述させるような問題が多いため、漢字の書き取りも含めて対策しておく必要があるでしょう。
その他、適語選択や内容正誤形式の問題も頻出です。

10文字程度の短文記述が出ることも

長文での論述はほぼ出題されないものの、10文字程度の短文記述が出ることは多いです。
基本的に用語や単語の内容を一言で説明させる形式であるため、意味や内容も含めて覚えておく必要があるでしょう。
また、特定のワードが入っていないと点にならないことも多く、重要語句が何であるかを把握しながら解くスキルが求められます。

明治大学法学部の日本史対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学法学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

空欄補充対策

明治大学法学部の日本史は、圧倒的に空所補充の割合が高いです。
記述形式であったり選択形式であったり内容はさまざまですが、記述形式での一問一答ができれば、点につながりやすくなるでしょう。
日本史の単語帳や一問一答集を1~2冊購入し、繰り返し周回しながら「解けない問題がない状態」を目指すことが近道です。

史料問題対策

明治大学の日本史は、法学部に限らず史料問題が多く扱われます。
絵・写真・地図・イラスト・図表を用いる史料よりも、法律の条文や官報から文章を引用し、史料問題として出題する割合が高いです。
そのため、代表的な法律については、条文も含めてチェックしておくとよいでしょう。
また、過去に出版された新聞の内容などを扱うこともあり、初見力が試されます。

記述対策

短文ながら、記述問題が出ることもあるため、しっかり対策しておきましょう。
基本的には一問一答で解答できる内容を、漢字含めて記述させることが多いため、一問一答に臨む際は選択式ではなく記述式で学ぶことが理想です。
ある程度日本史用語を覚えたら、次は用語の内容をフリー記述で解説する訓練をすることがおすすめです。
これを繰り返しおこなっていけば、確実に点へとつなげられるでしょう。

明治大学法学部の日本史対策におすすめの参考書

次に、明治大学法学部の日本史対策をしたい人向けの参考書を紹介します。
それぞれ2冊ずつピックアップしましたので、参考書選びに迷っている方は検討してみましょう。

空欄補充対策

まずは、空欄補充に対応できるようにするための参考書です。
一問一答方式で暗記する際にも活用できますので、基礎力のひとつとしてコツコツ取り組みましょう。

山川出版『山川一問一答日本史』(日本史一問一答編集委員会)

大学受験日本史のパイオニアである、山川出版社による一問一答用参考書です。
問題演習の形式を取っていますが、英単語帳や古文単語帳と同じく、日本史単語帳として活用することも可能です。
ややこしい正誤問題にも対応しやすく、繰り返し周回しながら万遍なく覚えていくよう意識しておきましょう。

Z会『入試に出る 日本史B 一問一答 (入試に出る 一問一答)』(Z会出版編集部)

過去の入試で実際に出題された形式のまま、一問一答用参考書として編集された一冊です。
通史やテーマ史ごとに単元を区切って知識を問う問題も多く、時代の枠組みにとらわれることなく出題する明治大学法学部向きの参考書だと言えるでしょう。
4段階別の頻出表示もあるため、受験学年以外でも始めやすい作りになっています。

史料問題対策

次に、史料問題用の参考書を紹介します。
明治大学法学部の日本史では毎年必ず史料問題が出題されているため、初見力を磨いておくことが肝心です。

ナガセ出版『日本史史料一問一答【完全版】2nd edition(金谷俊一郎)

明治大学に限らず過去30年分の大学受験について徹底的に研究したうえで編集された、史料問題特化型の参考書です。
教科書や参考書に掲載されていない史料を扱うこともあり、法律の条文やマスメディア掲載文の比率も高く、明治大学法学部向けの参考書だと言えるでしょう。
史料に補記されたルビや注釈も便利であるため、一問一答で得た知識とリンクさせておくことをおすすめします。

山川出版社『日本史史料問題分析と解説―史料をよむ』(會田康範)

解説のボリュームが多い史料問題用参考書であり、読み物としても面白い一冊です。
実際の演習量は参考書のうち半分程度ではありますが、日本史に関する素朴な疑問や、教科書に掲載されていない小ネタも含めて学べます。
一問一答で培った知識を定着させやすく、初見の史料問題であっても読み解ける初見力を身につけたいときにおすすめです。

記述対策

次に、記述対策用の参考書を紹介します。
長文記述よりも短文記述のボリュームを増やし、基礎力重視で臨みましょう。

河合出版『"考える"日本史論述―「覚える」から「理解する」へ』(石川晶康)

思考力を問うような問題を多く掲載しているため、丸暗記に頼らない日本史学習をしやすい参考書です。
記述対策として有効であることはもちろん、いざ初見の史料について問われたときや、分からない問題が出たときの対応力も育成できます。
明治大学法学部だけの対策をするのであれば、論述形式の問題はステップアップ程度に臨み、他の問題にかける時間を長めに取っておくとよいでしょう。

Z会『実力をつける日本史100題[改訂第3版]』(Z会出版編集部)

時代ごとに細分化しながら知識を問う問題集であり、短文の記述問題にも対応しています。
日本史の流れを理解しながら、重要語句の内容を自分の言葉で解説できるようになりたい場合に、便利です。
また、解答完了までの目標時間も掲載されているため、より入試本番に近い形でトレーニングしやすいことも特徴です。

明治大学法学部の日本史の過去問情報

最後に、明治大学法学部の日本史について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

2020年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
古事記の序文を抜き出したうえで空欄に当てはまる人物名を記載させたり、永仁の徳政令の内容を抜粋していたり、明治大学法学部らしい出題が多い年でした。
なかには文学史に関する出題もあり、時代ごとよりもテーマごとの区切りで学習した方が効率的だと分かる過去問です。

2019年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
「令義解・賦役令」や「尾張郡司百姓等解」からの抜き出しがあるなど、読みなれない文章に戸惑う年でした。
一般的に大学入試では近代から近現代からの知識を問われることが多いなか、古代から中世の知識も重要であることが分かります。
明治大学法学部が、幅広い日本史知識を重視していることが分かる過去問です。

まとめ

明治大学法学部の日本史は、難問・奇問がないものの、初見の史料問題を数多く扱うなど、特殊な出題傾向が見られます。
時代だけで歴史を区切ることなく、見方や角度を変えながら読み解いていく必要があるでしょう。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。