受験情報

2021.11.29

【明治大学文学部の日本史】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の文学部は、日本史を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学文学部の日本史に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学文学部の入試情報

まずは、明治大学文学部の基本的なプロフィールを紹介します。
概要を知っておくことで他の学部・大学との比較がしやすくなりますので、チェックしてみましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学文学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、3科目方式・5科目方式のうち希望するものを選択できます。

3科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・国語(200点)
・外国語(200点)
・地理歴史、公民、数学、理科から1科目選択(200点)

5科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・国語(200点)
・外国語(200点)
・地理歴史から1科目選択(200点)
・公民、数学、理科から2科目選択(各100点)

国語と外国語は、どの科目方式を選択しても必ず受験が必要です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・外国語(100点)
・国語(100点)
・地理歴史(100点)

明治大学他学部では外国語の配点比重が高いことが多いですが、文学部ではどの科目も均等配点です。まんべんなく勉強しておきましょう。

明治大学文学部の学科ごとの偏差値

明治大学文学部は、学科ごとに偏差値が多少異なります。

・文学科62.5
・史学科60.0
・心理学科62.5

明治大学内では、比較的平均程度の偏差値に落ち着くことが多いです。

明治大学文学部の倍率情報

明治大学文学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の方が倍率は高めであり、3.6~5.2程度です。
一方、学部別入学試験は、3.0~3.5倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学文学部の日本史の入試情報

ここからは、実際に明治大学文学部日本史の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学文学部日本史は、60分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
大問の数は例年5題であり、原始から近代・近現代まで幅広く出題されます。

明治大学文学部の日本史の配点情報

明治大学文学部日本史の配点は、入学形式により異なります。
大学入学共通テスト利用入学試験では、3科目方式でも5科目方式でも、200点で計算されます。
一方で学部別入学試験では、100点で計算されます。
大学入学共通テスト利用入学試験では外国語と国語の比重が高めであり、学部別入学試験では他科目と均等な配点が成されています。

明治大学文学部の日本史の難易度・レベルはどれくらい?

難問・奇問はないものの、原始から近代・近現代まで幅広く問われるため、難易度が高めになっています。
狭く深く学ぶよりは、浅く広く学ぶ対策が求められるでしょう。
また、初見の史料問題も多く、史料問題集などの活用も必須です。

明治大学文学部の日本史において論述対策は必要?

明治大学文学部の日本史では、論述問題の出題割合も高いです。
傍線部など指定された部分に関する情報を補う形式か、もしくは提示された史料の内容を読み取ったうえで時代背景について補記する形式になることが多いでしょう。
日本史に関する知識はもちろん、情報を正しく読み取る力も求められます。

明治大学文学部の日本史の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学文学部の日本史について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

用語記述のレベルは高くない

日本史用語を解答させるような問題については、記述形式であってもそうレベルは高くありません。
日本史Bの教科書上で太字記載されている項目さえ記述できるようになっておけば、十分に対応できるでしょう。
一問一答集などを活用し、基礎・基本を反復しておくことが大切です。

正誤問題のレベルは高い

用語記述のレベルが高くない一方で、正誤問題のレベルは高めです。
細かな時代設定・関わった人物名・舞台となった地名など代表的な誤りが含まれる場合もあれば、時代背景や出来事の意義・目的・影響など、一見すると分かりづらい誤りが含まれている場合もあります。
ひとつの事象を単語として覚えるのではなく、背景も含めて理解しておくことが必須です。

出題範囲が幅広い

原始から近代・近現代まで幅広く出題されることが、文学部の特徴です。
他学部では近代以降の出題割合が多いことと比較すると、学部特有の項目だと言えるでしょう。
その分、幅広く網羅的に学ぶような学習が不可欠です。

明治大学文学部の日本史対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学文学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

論述問題対策

50~100文字程度の、短文論述問題が頻出です。
重要なキーワードを当てはめながら短い文章で言いたいことをまとめられるよう、トレーニングしておきましょう。
特に、ひとつの日本史用語に対し、時代背景・因果関係・関わった人物・舞台となった場所・その後の時代への影響などを関連させ、複合的に覚えていくことが大切です。
ときには時代を超えてテーマ単位で関連づけるなど、対策していくことがおすすめです。

史料問題対策

初見の史料が扱われることも多いため、とにかく初見力を鍛えることが重視されます。
教科書や資料集に掲載されている史料には全て目を通す他、他大学で扱われている史料問題だけをピックアップして解くのもよいでしょう。
実際に受験するかどうかは別として、多種多様な問題に触れ、思わぬ角度からの出題にも冷静に対応できる力を養うことをおすすめします。
大学選定に迷う場合は、國學院大學や立正大学など日本史の難易度が高い大学を優先するのがよさそうです。

正誤問題対策

明治大学文学部の日本史は、ややこしい空所補充や正誤問題が多いです。
基本的な日本史用語の暗記が完了したら、年号・人物・地域など、関連する単語も含めて覚えられるよう、もう一度見直すのがよいでしょう。
「日本史の勉強=初見となる日本使用後の暗記」と捉えてしまいがちですが、実は時代背景などバックグラウンドの方が重要であることを把握しておくことがポイントです。

空欄補充問題対策

空欄補充は大半が日本史用語を問うものであり、文学部の場合はそうレベルが高くありません。
教科書に太字記載されている用語を確実に暗記できていれば、問題ないでしょう。
ただし、記述形式で出題されることがあるため、漢字含めて正確に筆記できる必要があります。
書き取りにも重点を置きながら、反復しつつ覚えていきましょう。

近現代対策

近代・近現代については、時事問題も含めて覚えておく必要があります。
過去には地理や世界史とも共通するチバニアンに関する問題が扱われるなど、特徴的な問題もありました。
入試問題が作成されるのは一般的にその年度の秋頃であるため、それ以前の代表的な歴史ニュースをチェックしておくことをおすすめします。

明治大学文学部の日本史対策におすすめの参考書

次に、明治大学文学部の日本史対策をしたい人向けの参考書を紹介します。
それぞれ2冊ずつピックアップしましたので、参考書選びに迷っている方は検討してみましょう。

論述問題対策

まずは、論述問題対策用の参考書を紹介します。
短文とはいえ確実に高めの配点がなされる出題でもあるため、怠ることなく対策していきましょう。

河合出版『"考える"日本史論述―「覚える」から「理解する」へ』(石川晶康)

思考力を問うような問題を多く掲載しているため、丸暗記に頼らない日本史学習をしやすい参考書です。
記述対策として有効であることはもちろん、いざ初見の史料について問われたときや、分からない問題が出たときの対応力も育成できます。
明治大学法学部だけの対策をするのであれば、論述形式の問題はステップアップ程度に臨み、他の問題にかける時間を長めに取っておくとよいでしょう。

Z会『実力をつける日本史100題[改訂第3版]』(Z会出版編集部)

時代ごとに細分化しながら知識を問う問題集であり、短文の記述問題にも対応しています。
日本史の流れを理解しながら、重要語句の内容を自分の言葉で解説できるようになりたい場合に、便利です。
また、解答完了までの目標時間も掲載されているため、より入試本番に近い形でトレーニングしやすいことも特徴です。

史料問題対策

次に、史料問題用の参考書を紹介します。
明治大学文学部の日本史では毎年資料問題が出題されているため、欠かさず対策しておきましょう。

山川出版社『日本史史料問題分析と解説―史料をよむ』(會田康範)

教科書や資料集には掲載されていない日本史史料を豊富に扱っている参考書です。
解説のボリュームと実際の問題演習のボリュームが半々くらいになるよう調整されており、史料を読み解く力そのものを身につけたい場合におすすめです。
また、史料を年代順に並び替えるようなあまり見ない形式の出題も多く、総合的な力が問われます。

山川出版社『日本史 図版・史料読みとり問題集: 大学入学共通テスト・国公立2次・私立大対応』(菅野祐孝)

図版・史料問題に特化して作られた参考書です。
2部構成に分かれており、1部ではウォーミングアップとして大学入学共通テストレベルの問題が多く扱われます。
2部では国公立の2次試験や難関私立大対策ができるレベルにまで全体を底上げし、図版や史料の読み方や注目すべきポイントをひとつずつ解説しています。
問題量も58問と多めなので、明治大学文学部の日本史対策にはおすすめの一冊です。

正誤問題対策

まずは、日本史用語を記述させる問題に対応できる参考書です。
一問一答方式で暗記する際にも活用できますので、基礎力のひとつとしてコツコツ取り組みましょう。

文栄堂『時代と流れで覚える! 日本史B用語』(鈴木和裕)

受験日本史頻出の用語を、3つのステップでチェックします。
それぞれまとめの章では穴埋め形式の空欄補充問題が扱われるため、暗記のためだけでなく問題演習のためにも便利な一冊です。
左ページでは基本的な時代・場所など時代背景を読み解くような情報が記載され、右ページでは歴史の流れを一連のまとまった文章で説明するよう記載されています。
ひとつの日本史用語を複合的に覚えたいときに向いている参考書だと言えるでしょう。

Z会『入試に出る 日本史B 一問一答 (入試に出る 一問一答)』(Z会出版編集部)

入試に出た形そのままの形態で日本史用語を暗記することに特化した参考書です。
ただ単語として暗記するだけでなく、通史・テーマ史・史料&難問の3ステージ別学習ができるよう工夫されているため、空欄補充以外の出題形式にも対応できます。
明治大学文学部では特に史料問題の比重が高いため、これを使って対策しておきましょう。 4段階の頻出表示もあり、効率よく勉強したいときに向いています。

明治大学文学部の日本史の過去問情報

最後に、明治大学文学部の日本史について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

2020年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
正誤問題の比重が高く、設問を読むだけでも時間がかかってしまう年度でした。
時代ごとの並べ替え問題も多く、解答スピードが問われた年です。

2019年度の日本史の過去問

こちらからダウンロード
天皇号を即位した順に記述するなど、難易度の高い記述問題が出た年度でした。
また、条件を指定した文書様式名称が問われるなど、全体的に記述のレベルが高めです。

まとめ

明治大学文学部の日本史は、難問・奇問がないものの、史料問題は多めに設定されています。
幅広い時代からまんべんなく出題される割合が高いため、論述含めて対策しておく必要がありそうです。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。

明治大学文学部の入試傾向と対策!合格するための勉強法も解説