受験情報

2021.12.05

【明治大学政治経済学部の数学】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の政治経済学部は、数学を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学政治経済学部の数学に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学政治経済学部の入試情報

まずは、明治大学政治経済学部の基本的なプロフィールを紹介します。
概要を知っておくことで他の学部・大学との比較がしやすくなりますので、チェックしてみましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学政治経済学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、3科目方式・7科目方式の2種類のうち希望するものを選択できます。

3科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・国語(200点)
・外国語(300点)
・地理歴史・数学・理科から1科目選択(200点)

7科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・国語(200点)
・外国語(200点)
・数学ⅠA(100点)
・数学ⅡB(100点)
・理科から1科目選択(100点)
・地理歴史・公民から2科目選択(100点×2科目)

国語と外国語は、どの科目方式を選択しても必ず受験が必要です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・外国語(150点)
・国語(100点)
・地理歴史・公民・数学から1科目選択(100点)

特に外国語の配点が高いため、外国語偏重の採点が成されると分かります。

明治大学政治経済学部の学科ごとの偏差値

明治大学政治経済学部は、学科ごとに偏差値が多少異なります。

・政治経済学科62.5~65.0
・経済学科62.5
・地域行政学科62.5

明治大学内でも少し高めの偏差値になる傾向にあります。

明治大学政治経済学部の倍率情報

明治大学政治経済学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の方が倍率は高めであり、3.4~6.3程度です。
一方、学部別入学試験は、3.1~3.2倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学政治経済学部の数学の入試情報

ここからは、実際に明治大学政治経済学部数学の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学政治経済学部の数学は、60分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
大問の数は例年3題であり、ベクトルと微分積分からの出題比率が高い傾向にあります。

明治大学政治経済学部の数学の配点情報

明治大学政治経済学部の数学の配点は、入学形式により異なります。
大学入学共通テスト利用入学試験では、3科目方式の場合100点で、7科目方式の場合は数ⅠAが100点、数ⅡBが100点の合計200点で計算されます。
一方で学部別入学試験では、100点で計算されます。
英語の比重が高めに設定されていますが、手を抜かずしっかり対策しておく必要があるでしょう。

明治大学政治経済学部の数学は難しい?難易度を解説

標準的なレベルを中心に出題されることが多く、難問・奇問の類はありません。
しかし、微分・積分、極限、数列からの出題割合が高く、この分野のみ難易度が高めに設定されていることも多いです。
また、大問3は基本的に記述形式であるため、記述対策は欠かさずおこなう必要があるでしょう。

明治大学政治経済学部の数学受験ってどうなの?

ここでは、文系学部である政治経済学部において、数学受験をする意義について解説します。
科目選択に迷っている人は、一度目を通してみることをおすすめします。

数学が得意な人は選択肢としてあり

数学は得意な人は、むしろ数学受験を優先した方がよいでしょう。
明治大学政治経済学部では、数学もしくは地理歴史・公民かなど科目選択による採点差を設けていませんが、ほとんどの文系学生は地理歴史・公民から選択します。
そのため、1点を争う激戦になりやすく、数学で1問落とすよりも多大なプレッシャーがかかるでしょう。
得意科目のアドバンテージを最大限生かし、合格に一歩近づくことが理想です。

経済学科は数学が必修のため入学後が楽

特に経済学科の場合、入学後に数学の知識は必須となります。
1年次に学ぶ基礎マクロ経済学・基礎ミクロ経済学から早速数学の知識を使うシーンがあり、3~4年次に学ぶ単元ではほぼ全ての科目で数学を扱います。
とはいえ、数学知識をゼロから学べる科目は設置されておらず、知識が足りない場合は独学で補う必要があるでしょう。
入学後を楽にするという意味でも、受験時から数学に臨んでおくのもひとつの手段です。

明治大学政治経済学部の数学の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学政治経済学部の数学について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

計算ステップの多い単純問題が多い

基本的な計算力を問う一問一答形式の問題が多いものの、途中式がややこしく、計算ステップの多い傾向にあります。
複数単元にまたがる知識問題が扱われることもあり、単元横断型の演習をしておくのがよいでしょう。
教科書や参考書の応用・発展レベルが解けるようになり次第、横断型の学習に切り換えていくことをおすすめします。

微積分からの問題が頻出

明治大学は、全体的に微積分からの出題が多い大学だと言われています。
政治経済学部も例に漏れず、毎年必ず微積分からの出題がおこなわれているため、特に時間をかけて対策しておきましょう。
その場合は大問3にて完全記述形式で扱われることも多く、記述形式と併せて学んでおくことが理想です。

難問よりも基礎重視の対策を

政治経済学部に限らず、明治大学の数学に目立つ難問・奇問が出るケースはほとんどありません。
そのため、国公立や早慶にも対応できるような高いレベルの対策をするよりは、基礎・基本寄りの対策に時間を割き、何度も同じ難易度程度の問題を反復するのがよいでしょう。
ただし、微積分に限っては他よりも難易度が高めに設定されている割合が高いため、微積分単元のみハイレベルな対策をしておくことをおすすめします。

明治大学政治経済学部の数学対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学政治経済学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

基礎・基本対策

明治大学政治経済学部の数学は難易度が高すぎないかわりに、基本的な計算問題を解く力が重視されます。
そのため、基礎・基本対策は手を抜かずおこない、計算問題を素早くかつ正確に解く訓練をしていくのが望ましいでしょう。
また、途中式が煩雑なややこしい計算も多いため、いわゆる「凡ミス」に注意が必要です。

証明問題対策

明治大学文系学部のなかでも、証明問題の比率は比較的少な目です。
しかし、数年に一度は出題される単元であり、出題された場合の配点比率が高いため抜け・漏れなく対策しておく必要があるでしょう。
最終的な解が合っているかだけでなく、完全証明に対策できるよう、途中式の書き方や表現方法などテクニック面での学びも欠かせません。

微積分対策

微積分についてはどの年度でも必ず出題される単元であるため、勉強時間を増やし、抜け・漏れのない理解をしておくことが肝心です。
場合によっては基礎・基本解説テキストに都度戻りながら、自分の実力を過信することなく対策していくのがよいでしょう。
また、演習問題のボリュームを増やし、初見問題を減らしていくこともおすすめです。

明治大学政治経済学部の数学対策におすすめの参考書

次に、明治大学政治経済学部の数学対策をしたい人向けの参考書を紹介します。
それぞれ2冊ずつピックアップしましたので、参考書選びに迷っている方は検討してみましょう。

基礎・基本対策

まずは、基礎・基本対策の参考書です。
繰り返し周回しながら、計算ミスをしない実力を身につけるためにコツコツ取り組みましょう。

数研出版『チャート式 基礎からの数学Ⅱ+B』(チャート研究所)

受験数学を乗り切る必須項目が揃った、ベストセラー参考書です。
大学入学共通テストレベルであればこれ1冊で対応できるとされている通り、数学ⅡBを網羅的に学びながら問題演習にも取り組むことが可能です。
例題が多く、トータルで900題以上収録されているため、周回しながら取り組むには適していると言えるでしょう。

文栄堂『合格る計算 数学I・A・II・B』(広瀬和之)

本冊200ページ、別冊解答104ページを誇る大ボリュームの参考書です。
既におよその解法が身についている人が挑戦するのに最適であり、計算法のブラッシュアップに活用できます。
また、高校指導要領の枠に囚われることなく、単元を横断しながらの問題演習をしたいときにも最適です。
毎日20~30分程コツコツ計算問題したいときに志使用しましょう。

証明問題対策

次に、証明問題対策用の参考書を紹介します。
合否を分ける大きな点差がつきやすい単元であるため、時間をかけてテクニックを磨いていきましょう。

秀英予備校『数学証明のコツ 改訂1版―入試必出の証明問題の解き方がわかる!!』(今春幸久・秀英予備校教務課)

各単元の証明問題や記述問題を解説重視で演習する問題集です。
実際に入試でよく出る形式で扱われているため、実践力を身につけたいときに使うとよいでしょう。
また、採点のポイントについても書かれているため、採点者の目線で中間点対策したいときにも便利な1冊です。

旺文社『総合的研究 公式で深める数学II・B-公式の意味がわかれば数学がわかる』(松野陽一郎)

公式を25個扱った参考書として有名であり、基礎・基本を学ぶのに適しています。
考え方の組み換えや解法の基本的な理解を得たいシーンで適しており、どういうステップでどう解答すべきかが分かるため、証明問題にも多いに役立ちます。

微積分対策

次に、微積分用の参考書を紹介します。
明治大学政治経済学部の数学ではほとんどの年で微積分が出題されているため、欠かさず対策しておきましょう。

KADOKAWA・中経出版『改訂版 坂田アキラの 数IIの微分積分が面白いほどわかる本』(坂田アキラ)

微積分に特化した参考書であり、基礎から応用まで完全網羅されています。
入試問題のフェーズでは大学入学共通テストレベルから国公立大学2次試験・難関私立大学レベルまで幅広く網羅されており、微積分対策を手厚くしたい人向きです。
グラフや図を活用して分かりやすく解説することに終始しているため、独学で微積分を学ぶのに限界を感じている人がいれば、ぜひ手に取ってみましょう。

数研出版『チャート式シリーズ 大学教養 微分積分』(加藤文元)

姉妹書『数研講座シリーズ大学教養微分積分』に掲載された練習問題・章末問題に加え、オリジナル問題を53問追加している演習特化型参考書です。
チャート式シリーズの中でも特に微積分に集中しており、1変数から多変素まで多くの問題を扱います。
徐々に難易度を上げられるよう工夫されており、教科書レベルの基礎・基本から入試問題対策まで手掛けることが可能です。

明治大学政治経済学部の数学の過去問情報

最後に、明治大学政治経済学部の数学について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

2020年度の数学の過去問

こちらからダウンロード
大問3のみ完全記述形式の問題が扱われ、例年通りの難易度となりました。
十分に過去問演習しておけば、当日惑わされることなく解答可能です。

2019年度の数学の過去問

こちらからダウンロード
例年よりも記述問題のボリュームが多い年でした。
関数に関する座標計算問題が記述で出題されたため、関数対策もしておく必要がありそうです。

まとめ

明治大学政治経済学部の数学は、難問・奇問がないものの、微積分の難易度が高めに設定されています。
途中式の多い計算問題の比重も高く、対策しておく必要がありそうです。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。

明治大学政治経済学部の入試傾向と対策!合格するための勉強法も解説