受験情報

2021.01.01

【明治大学理工学部の物理】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の理工学部は、物理を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学理工学部の物理に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学理工学部の入試情報

まずは、明治大学理工学部の基本的なプロフィールを紹介します。
概要を知っておくことで他の学部・大学との比較がしやすくなりますので、チェックしてみましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学理工学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、3科目方式・4科目方式のうち希望するものを選択できます。

3科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・数学ⅠA、数学ⅡBから1科目選択(100点)
・物理、化学、生物、地学から1科目選択(200点)
・外国語(200点)

4科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・国語(100点)
・数学ⅠA、数学ⅡBから1科目選択(100点)
・物理、化学、生物、地学から1科目選択(200点)
・外国語(200点)

外国語は、どの科目方式を選択しても必ず受験が必要です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・数学(120点)
・理科(120点)
・外国語(120点)

明治大学他学部では外国語の配点比重が高いことが多いですが、理工学部ではどの科目も均等配点です。まんべんなく勉強しておきましょう。

明治大学理工学部の学科ごとの偏差値

明治大学理工学部は、学科ごとに偏差値が多少異なります。

・機械工学科57.5
・機械情報工学科60.0
・建築学科60.0
・応用化学科60.0
・情報化学科60.0
・数学科57.5
・物理学科57.5
・電気学科57.5

明治大学内では、少し低め~平均程度の偏差値に落ち着くことが多いです。

明治大学理工学部の倍率情報

明治大学理工学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の方が倍率は高めであり、3.1~3.7程度です。
一方、学部別入学試験は、3.2~3.6倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学理工学部の物理の入試情報

ここからは、実際に明治大学理工学部物理の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学理工学部の物理は、80分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
大問数は例年3題になることが多く、他大学の物理と比較しても平均的な問題量です。

明治大学理工学部の物理の配点情報

明治大学理工学部物理の配点は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の場合、選択科目数に関わらず200点満点で計算されます。
外国語と理科科目が200点であり、他科目と比較して最も比重が高いことが分かります。
学部別入学試験の場合、120点満点で計算されます。
こちらは外国語・理科科目との差はなく、全科目一律で120点です。

明治大学理工学部の物理の難易度・レベルはどれくらい?

明治大学理工学部の物理は、基本的に標準レベルの範囲から出題されます。
使う知識自体は平易なものが多く、難問・奇問など特殊な問題もほぼ出されません。
ただし、計算量が多いため、全体の難易度を押し上げている印象が強いです。
途中式の多い複雑な計算が含まれることもあり、計算ミスによる失点をなくさないよう注意しておく必要があるでしょう。

明治大学理工学部の物理の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学理工学部の物理について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

力学・電磁気分野からの出題が多い

理工学部に限定せず、明治大学の物理は力学および電磁気分野からの出題が多い傾向にあります。
全体のおよそ3分の2を占める単元となる年度もあり、十分な対策が求められるでしょう。
残り3分の1は、理工学部であるという特性を活かして波・熱分野からの出題が比較的多いです。

途中式を含む記述問題がある

記述問題のなかには、途中式を含む計算ステップまで明記する回答が求められる場合があります。
そのため、最終的な解が合っているかだけでなく、自分の思考回路を人に分かりやすく説明する表現力も磨いておく必要があるでしょう。
あまりにもステップを飛ばしすぎた解答をしてしまうと、途中式しかもらえない可能性もあるため注意です。

実験からの出題もある

数学的な知識を問う計算問題だけでなく、実験データを用いた問題も多く扱かわれます。
表・グラフ・写真・図形を活用して実験データを示し、そこから何が分かるか、なぜそのような結果になったのか、実験の背景や理由となる要素は何かなど、複数の観点から読み解くスキルが求められるでしょう。
問題内で生じている物理現象に関する問いもありますので、併せて対策しておくのが理想です。

明治大学理工学部の物理対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学理工学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

過去問には早めに取り掛かる

通常、過去問に取り組むのは3年の夏以降とされていますが、可能な限り早めに着手するのが理想です。
幅広い分野からの出題に備えるのが受験の基本だとはいえ、明治大学の物理は特定の単元に大きく出題が偏る傾向にあります。
特に力学・電磁気分野からの出題や、波・熱分野からの出題が多いです。
力学であれば単振動、電磁気であれば電荷・磁気と力学の融合問題、磁気と起電力、電気回路などが頻出す。
あらかじめ全体の傾向を掴んでから再度単元ごとに復習できるよう、早めの対策を心がけましょう。

時間を意識して問題演習する

理工学部での物理は比較的時間の余裕がありますが、全学部統一入試に限っては60分で40~55問を解く必要があります。
ある程度時間を意識した問題演習が必要なので、理解しておきましょう。
同じ参考書の演習問題を解く際にも、1周目でかかった時間と2周目でかかった時間を比較し、本来であれば2周目の方が短時間になるよう対策すべきです。
ストップウォッチなどを活用し参考書に直接所要時間をメモ書きしながら、少しずつスピードアップを図りましょう。

公式を活用する問題は記述に対応できるようにする

明治大学理工学部の物理では、毎年少量ながら必ず記述形式の問題が出されます。
点差をつけるポイントにもなっているので、確実な合格や高得点を狙うのであれば記述対策が欠かせません。
特に、公式に当てはめて数式を紐解くような単元に関しては、自分で1から立式し、答えを導けるよう対策を重ねましょう。
参考書では穴埋めや最終回答だけしか求められない場合でも、途中式を正確に整えながら書く癖をつけていけば、それが自然と記述対策になります。

明治大学理工学部の物理対策におすすめの参考書

ここでは、明治大学の物理対策に適した参考書を紹介します。
基礎から応用まで幅広くピックアップしていますので、自分のレベルや復習したい単元に合わせて検討してみましょう。

学研プラス『宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動』(鯉沼拓)

明治大学の物理は難しい知識を活用する問題や難問・奇問が少ない傾向にあるため、まずは手堅く基礎固めをするのがポイントです。
初めて物理を学ぶ人や、教科書以上に噛み砕いて物理を教えてほしい人は、本参考書を活用しましょう。
単元ごとに分冊があるためニガテ分野ごとにピックアップしやすく、明治大学で頻出の力学・波動が1冊にまとまったバージョンもあります。
イラストが多く解説が丁寧なため、初学者でも問題なく公式の理解が進むでしょう。

かんき出版『物理の解法フレーム[力学・熱力学編]』(笠原邦彦)

力学・熱力学、電磁気・波戸・原子物理の2冊に分かれています。
単元ごとに大学入試における物理の全体像を解説するところから始まり、問題を解く上で必要不可欠な考え方を習得できます。
「問題のどこに重要事項が隠されているか分からない」という人に向いているため、基本的な知識を入れてから問題演習に進むまでのステップで活用しやすい参考書です。
同じシリーズで『物理の完全制覇 プラチナ例題[力学・熱・波動編]』も出版されているため、ある程度力がついたらレベルアップしてチャレンジするのがよいでしょう。

河合出版『物理のエッセンス 力学・波動』(浜島清利)

力学・波動編、熱・電磁気・原子編に分かれている参考書です。
問題を解く際に必要な公式や解法を全てリストアップしており、これ1冊を公式集のようにして活用することが可能です。
定番となる問題解法がオールジャンル解説されているため、収録されている例題を解く際にも便利です。
ただし、公式がなぜその公式になったのか、どういう原理で解答するのかなど、基本的な解説は手薄な印象です。
ある程度基礎力がついてから活用する参考書だと思った方がよいでしょう。

旺文社『物理の良問問題集[物理基礎・物理]』(中川雅夫)

大学入試で類題の出題が予想される良問だけをピックアップした参考書です。
コンパクトにまとまった基礎項目確認ページがあり、確認問題・必須問題・レベルアップ問題と段階で踏んで挑戦することができます。
また、問題編よりも解答・解説編の方が分厚く仕上がっており、万が一分からない問題や抜けている単元があっても反復復習しやすい構造になっています。
また、問題は単元・テーマごとにまとまっているため知識を整理しながら解きやすく、必ず解いておいた方がいい良問だと言えるでしょう。
明治大学の物理は難問・奇問がほぼ出ないため、基本となる良問を繰り返し解くのがポイント です。

旺文社『全レベル別問題集 物理』(旺文社編集部)

レベル別に4つの分冊に分かれています。
一番難しいレベルが私立上位大学及び国公立大学上位レベルに対応しているので、ここまで問題なく解答できれば明治大学には十分対応できます。
力学18題・熱6題・波動9題・電磁気17題・原子4題の合計54題掲載されており、教科書とは異なる視点から物理現象を捉えた解説が特徴です。
別角度からの思考を養うきっかけにもなりますので、新鮮な学びと記述形式にも対応できる論理力が培われます。
1つレベルを下げると私立標準大学及び国公立大学レベルになるため、心配な人はそちらからチャレンジするのもおすすめです。

明治大学理工学部の物理の過去問情報

最後に、明治大学理工学部の物理について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

2020年度の物理の過去問

こちらからダウンロード
選択問題の割合が高く、設問に目を通すだけでも時間のかかる年度でした。
とはいえ明治大学理工学部の物理は、時間がタイトな科目ではないため、落ち着いて解けば問題ないでしょう。

2019年度の物理の過去問

こちらからダウンロード
全学部統一入試では、内容の通り、全てマークシート形式にて出題されます。
学部別入学試験とは若干出題傾向が異なるため、事前に目を通しておきましょう。

まとめ

明治大学理工学部の物理は、難問・奇問がないものの、計算問題の難易度が高めに設定されています。
実験を元にした出題や力学・電磁気分野からの出題も多いため、対策しておく必要があるでしょう。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。