受験情報

2021.01.13

【明治大学農学部の化学】傾向と対策や過去問情報をご紹介

目次

明治大学の農学部は、化学を利用した受験が可能です。
受験前には大学ごとの出題傾向を掴むだけでなく、学部ごとの傾向や科目ごとの特色を読み解き、万全の準備をしておきましょう。

今回は、明治大学農学部の化学に焦点を当て、傾向と対策を紹介します。

過去問情報などにも触れますので、志望校のひとつとして検討している方は是非参考にしてみてください。

明治大学農学部の入試情報

まずは、明治大学農学部の基本的なプロフィールを紹介します。
概要を知っておくことで他の学部・大学との比較がしやすくなりますので、チェックしてみましょう。

入試方式ごとの入試科目と配点

明治大学農学部に受験入学するためには、大学入学共通テスト利用入学試験もしくは学部別入学試験を突破する必要があります。
下記ではそれぞれで使用する科目と配点情報を紹介しますので、目を通してみましょう。

大学入学共通テスト利用入学試験

大学入学共通テストの利用入学試験では、3科目方式・4科目方式のうち希望するものを選択できます。

3科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・外国語(200点)
・国語(200点)
・地理歴史、公民、数学、理科から1科目選択(200点)

4科目方式を選択する場合、受験科目は下記の通りです。

・外国語(200点)
・国語(200点)
・物理、化学、生物、地学から1科目(200点)
・数学、物理、化学、地学から1科目(200点)

外国語と国語は、どの科目方式を選択しても必ず受験が必要です。
それ以外の科目は選択科目となるため、得意分野に合わせて選択していきましょう。

学部別入学試験

学部別入学試験では、下記3科目を使って受験します。

・外国語(120点)
・国語、数学、化学、生物から2科目選択(各120点)

明治大学他学部では外国語の配点比重が高いことが多いですが、農学部ではどの科目も均等配点です。まんべんなく勉強しておきましょう。

明治大学農学部の学科ごとの偏差値

明治大学農学部は、学科ごとに偏差値が多少異なります。

・農学科57.5
・食料環境政策学科60.0
・農芸化学科57.5
・生命科学科60.0

明治大学内では、少し低め~平均程度の偏差値に落ち着くことが多いです。

明治大学農学部の倍率情報

明治大学農学部の倍率は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の方が倍率は高めであり、3.6~5.6程度です。
一方、学部別入学試験は、2.5~3.5倍です。

年度によって幅がありますので、模試等を利用しながら確実な合格力を身につけていくことが重要です。

明治大学農学部の化学の入試情報

ここからは、実際に明治大学農学部の入試情報を紹介します。
概要を掴みながら、傾向と対策を読み取っていきましょう。

基本情報

明治大学農学部の化学は、他の選択科目と併せて120分で解答します。
大学入学共通テストは全てマークシート形式ですが、学部別入学試験に限り記述形式も加わります。
大問数は例年5題になることが多く、幅広い単元から出題されます。

明治大学農学部の化学の配点情報

明治大学農学部化学の配点は、入学方式によって異なります。
大学入学共通テスト利用入試の場合、選択科目数に関わらず200点満点で計算されます。
学部別入学試験の場合、120点満点で計算されます。
どの入学形式を選択しても、科目ごとの採点比重にバラツキはなく、全科目一律です。

明治大学農学部の化学の難易度・レベルはどれくらい?

明治大学の化学は、一般的な教科書・参考書に対応できていれば問題ないレベルです。
しかし、制限時間に対し設問数が比較的多めであるため、問題の難易度よりは解答のスピードで苦戦する受験生が多いです。
記述形式での出題も行われますので、スピード重視の対策は欠かさず行いましょう。

明治大学農学部の化学の傾向・特徴

ここからは、実際に明治大学農学部の化学について読み解き、傾向や特徴を掴んでいきましょう。
受験対策のカギとなるポイントでもあるため、しっかり把握することが大切です。

記述対策が頻出

毎年必ず記述問題が出されており、化学反応式や構造式を書かされることもあります。
また、完全記述で解答しないと正答せず、途中点がないことも特徴です。
そのため、ミスなく確実に解答する必要があり、十分な記述演習が欠かせなくなるでしょう。
早い段階から記述に取り組み、書く癖をつけておくことが肝心です。

理論よりも実学を重視する

他学部と比較して理論化学よりも実学寄りの化学を重視する傾向が強いです。
そのため、実験からの出題が多かったり、統計データを分析しながら考えるような問題が出題されたりします。
合格後の学びにも直結する問題であるため、過去問を参考に初見力を磨いていきましょう。

出題傾向は安定している

明治大学農学部の化学は、他科目と比較して出題傾向が安定しています。
理論化学と無機化学から構成される大問と、有機化学だけが問われる大問は、ほぼ毎年必出と言ってよいでしょう。
出題順が変わることはあっても、内容そのものが大きく変動するとは考えづらく、対策しやすい科目だと言えます。

明治大学農学部の化学対策・勉強法

次に、更に踏み込んで単元ごとの対策法を確認していきましょう。
明治大学農学部用の対策ができていれば、受験を突破する十分な学力を身につけられます。

実学の比重を高くする

一般入試、全学部統一入試共に、実験分野からの出題割合が多いという特徴があります。
学部ごとの一般入試の方が全体的な知識が問われる傾向にあるものの、他大学と比較するとやはり実学寄りの問題が多めだと言えるでしょう。
定期的に反復演習をして、記憶の定着を図りましょう。

化学反応式や構造式は記述できるようにする

農学部では、化学反応式や構造式はフルで記述を求めることが多いです。
一部の空欄補充に対応するだけでなく、1から自分で組み立てられる力を養いましょう。
全学部統一入試は全問マークシート形式ですが、そちらでは空欄補充で出題される傾向が多いです。
どの入試形態で化学を利用するとしても欠かせない単元ではありますので、繰り返し演習することが重要です。

基礎を重視して遡り演習を徹底する

頻出単元である理論分野を優先して学習し、点差を広げるのがポイントです。
「どこから手をつければいいか分からない」「点数に直結する学びがしたい」と考える人どちらとも相性がよく、焦って難易度の高い問題ばかりに取り組んで時間をロスすることもないでしょう。
まずは基礎基本を重視し、手堅く進めていくのがポイントです。
そのためには、間違えた問題に不随する単元を遡り学習するのがおすすめです。
化学は一見すると単元ごとに独立した知識を活用するように思われがちですが、実は単元を横断した問いを出題しやすい科目であり、複合的な知識が問われます。
間違えた問題が1つあったら関連する単元でもミスが発覚すると考え、遡りを重視するのがよいでしょう。

明治大学農学部の化学対策におすすめの参考書

ここでは、明治大学の化学対策に適した参考書を紹介します。
基礎から応用まで幅広くピックアップしていますので、自分のレベルや復習したい単元に合わせて検討してみましょう。

旺文社『橋爪のゼロから劇的!にわかる理論化学の授業 大学受験DoStart』(橋爪健作)

理論化学編と、有期・無機化学編の2つに分かれて展開している参考書です。
入試で頻出である化学の最重要項目を教科書より分かりやすく解説することに特化しており、丁寧に読み込みたい人に向いています。
また、実験のバックグラウンドを読み解くのにも向いており、正確な知識を系統立てて習得するのに便利です。
あくまでも解説書であるため問題演習の量は少な目で、各章の最後に数問ピックアップされている程度です。
演習用の問題集は別に用意するものと割り切り、単元理解のために活用しましょう。

駿台文庫『化学頻出!スタンダード問題230選』(西村能一)

明治大学化学の出題範囲である化学基礎及び化学の全範囲から、基礎~標準レベルの問題を230題ピックアップした参考書です。
設問ごとに3つの難易度に分けて掲載しているためレベルアップチャレンジしやすく、「基礎だけやる」「応用だけやる」といったアレンジも可能です。
解答・解説は最低限必要な内容にのみ絞られていますので、ある程度基礎力がついてから取り組むのがよいでしょう。

旺文社『化学の良問問題集[化学基礎・化学]』(中道淳一)

大学入試で類題の出題が予想される良問だけをピックアップした参考書です。
コンパクトにまとまった基礎項目確認ページがあり、確認問題・必須問題・レベルアップ問題と段階で踏んで挑戦することができます。
また、問題編よりも解答・解説編の方が分厚く仕上がっており、万が一分からない問題や抜けている単元があっても反復復習しやすい構造になっています。
また、問題は単元・テーマごとにまとまっているため知識を整理しながら解きやすく、必ず解いておいた方がいい良問だと言えるでしょう。
明治大学の化学は難問・奇問がほぼ出ないため、基本となる良問を繰り返し解くのがポイント です。

数研出版『2021実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学』(数研出版編集部)

難関大学入試レベルまで対応している問題演習用参考書です。
明治大学に限定せず全国上位大学の入試問題からピックアップされているため、総仕上げの時期に活用するのがよいでしょう。
また、思考力・判断力・表現力が求められる問題には「思考」マークがついています。
記述形式への対策をしたいときや、知識の丸暗記だけでは対応できない問題への対策をしたいときに役立つため、積極的に活用していきましょう。

旺文社『《新入試対応》 大学入試 全レベル問題集 化学 4 私大上位・国公立大上位レベル 新装版』(岡島光洋)

レベル別に4つの分冊に分かれています。
一番難しいレベルが私立上位大学及び国公立大学上位レベルに対応しているので、ここまで問題なく解答できれば明治大学には十分対応できます。
理論化学33題・無機化学4題・有機化学18題の合計55題掲載されており、教科書とは異なる視点から化学現象を捉えた解説が特徴です。
別角度からの思考を養うきっかけにもなりますので、新鮮な学びと記述形式にも対応できる論理力が培われます。
1つレベルを下げると私立標準大学及び国公立大学レベルになるため、心配な人はそちらからチャレンジするのもおすすめです。

明治大学農学部の化学の過去問情報

最後に、明治大学農学部の化学について、過去問をダウンロードできるページを紹介します。
実際に過去問を見て傾向を掴みたい人や、問題に取り組んでみたい人は、確認してみてください。

・2020年度の化学の過去問
こちらからダウンロード

・2019年度の化学の過去問
こちらからダウンロード

まとめ

明治大学農学部の化学は、基礎・基本重視の問題が頻出です。
実験単元や記述にも目を向けながら、基本的な知識を網羅的に学ぶのがよいでしょう。

入学を希望する人は、入試傾向を的確に掴み、対策していきましょう。
また、早期の段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立することも大切です。